また本を読んだので感想を書いておく。
今回読んだのはこの本
「AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方」ですね。
これも年明け頃にBOOKOFFで購入していた本です。
本の概要
2023年の本で、2026年現在
既にAIエージェントやAIコーディングが行われている状況からしたら
読むのが遅かった感が強いですが
この時点で「AIに仕事を奪われる」ことへの危機感よりも
「AIをどう使いこなしていくか」「AIを使いこなすことで成果を出していく」
という視点で働き方や学び方の変化を解説しています。
AIは人間と「完全な代替」になるものではなく
人間の「能力を拡張する」存在として捉えています。
下記のような作業はAIに任せることで
人間はより創造的な判断や企画へ集中することができるようになる...
と書かれています。
- 文章作成
- 情報収集
- アイデアだし
- 翻訳
- プログラミング
生成AIのChatGPTやGemini自体が高性能化し
AIエージェントもより複雑なことが可能になっている中で
かなり的を得ている内容であるなと感じました。
また、人間は「DJ的な役割になる」という表現をしており
楽曲そのものを作成するよりも
楽曲を選んだり、組み合わせたり、構成を考えたり...
ということを行うDJのように
AI時代の人間は
- AIへ適切に支持を出す
- AIが生成した成果物を適切に評価する
- 生成物を組み合わせて価値を最大化する
といったことを求められる存在になると考えられています。
また、学び方もこれまでのように
「同じ内容を」「同じ順番で」「同じ年代の人が学ぶ」
学校のような学び方ではなく
- 必要な知識をピンポイントで学ぶ
- 個人の興味に応じて学ぶ内容を選択する
- 生涯学び続ける
といったことが重要になると書かれていました。
感想
2023年発行の本で、2026年に読むという
時流に乗り遅れたかたちで読んでしまいました。
しかし、現在の状況と合わせてみると
かなり書かれている通りの世の中になりつつあると感じています。
エンジニアの働き方に関しても触れており
下記のような点で価値感の変化や
重要視される点が変わると書かれています。
- コーディング能力そのものの価値
- AIを活用するための設計力
- 要件定義能力
- 問題発見能力
- AIへの指示能力
2026年現状、下記のようなAIが普及しており
バイブコーディングやAI駆動開発といった取り組みが行われている点からも
おおよそ書かれている通りの世の中になってきていると感じました。
- GitHub Copilot
- ChatGPT
- Claude
- Gemini
本の内容としては技術書的なモノではなく
今後予想されうる未来の働き方 (2026年段階ではもうすぐ先の働き方)
を書いているのだなと思いました。
ひとつひとつの内容は簡潔にまとまっており
非常に読みやすい本でした。
当時の段階で読んでいたらもっとよかったなとは思うんですけどね。
しかし、自分がこれまで考えていたことは的外れではなさそう...
という補強にもなり、読んでよかったと感じましたね。
エンジニアとしての今後の働き方
つい先日
これまで定額課金制だったGitHub Copilotが
従量課金制を発表しましたね。
AIに頼りすぎた場合、
こういった運営側のルール変更があると非常に困ると感じましたが
AIの登場によってエンジニアとしての働き方は
確実に変わってきていると感じます。
これまでだと、エンジニアの優先される能力の中に
「コーディング能力」や「コーディングの速さ」があったと思います。
しかし、この点においてはどう頑張ってもAIの方が強い状況です。
圧倒的ですからね。
人間が2~3日かけて書くようなプログラムコードが
数分で出てくるとか (生成されるコードの正当性は置いておいて)
指示さえあれば大量のコードを短時間で生成してくれる。
そういったAIの登場によって、
これまでのエンジニアの価値とこれからのエンジニアの価値は
確実に変わってくると考えています。
「コーディング作業」そのものはAIに任せ、それ以外の部分...
「AIへの指示の仕方」や「要件定義、設計」であったり
「AIの生成物を適切に評価できること」であったり
「最終的に成果物への責任を持つこと」といった部分が
今後エンジニアとして求められるのかな...というのは常々感じています。
役職的に一段階上がるような印象ですよね。
イチ作業者としての「コーディング能力」よりも
「要件定義」や「設計」、
「生成物への適切な評価」「生成物への責任」といった
開発者よりもひとつ上に立っていたリーダーの領域が
エンジニアの必要最低限のラインとして求められてくると感じています。
- AIへの適切な指示の出し方 (プロンプト)
- 要件定義や設計ができること
- AIの生成物に対して適切に評価ができること
- 評価を行った生成物に対して責任を持つこと
一番最後のモノに関しては、最近Linux側でも発表されていましたね。
AIコーディングで作成された機能に関して
「AIが出したから」ではなく「提出者が責任を持つ」ようにと。
生成物を適切に評価するための技術的な知識などはそのままに
AIを使いこなすための知識以外にも
要件定義や設計、評価といった部分は
より強く求められてくるのかなと考えつつ
そういった環境が変わりつつある中で生き残っていけるよう
何かしら頑張っていきたいと思いますね。
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