2023年7月12日水曜日

📖【AI画像生成】AIイラストで作成する過程を少し書いてみる

時間の合間を見つけて、AI画像生成を地味~に続けています。
今回は画像の一部を描き変えるインペイント機能を割とガッツリ使って
一つ作成したので、もとのイラストから過程を振り返ってみようかと。

自分がどう作成したのかも、数日後には忘れているかもしれんし…。

とりあえずそんな雑記。



作成したイラスト

最終的なイラストはこんな感じ。
禁断のグラスワンダー二度撃ち。
LORAデータ公開のイラスト見てから一回作ってみたかったんだよね~。
グラスちゃんかわいいスよね。引退馬ももちろんかわいい。

岩穿つ蒼

はじめに作成したイラスト

とまあ、完成系のイラストは最初にあげたのですが、
一発ドピンポイントで簡単に出せたわけではないので、
幾つかの段階で生成したイラストがあります。


はじめは、構図とかを決定するために生成したイラストですね。
この段階だと、画像サイズ512x512くらいでSTEP数も20くらい、
サンプラーもEular aで速度重視で適当に数を出しています。

使用したプロンプトは下記のような感じ
この時点だと、まだLORAを使ってもいないし、
グラスワンダーちゃんもいないし、ウマ娘でもないし
女の子ですらない。


best quality, extremely detailed, 
dutch angle, dynamic angle, dynamic pose, 
a boy riding a horse, running to front,

 

まずは画像生成AIの方に、ざっくりしたデザインを提案してもらう感じ。
何枚か生成して、選んだのはこのイラスト。


STEP数少ないからところどころ粗いけど
アングルはいい感じだったのでこれを採用

Img2Imgでイラストを
イメージに近付けていく

上のイラストをベースにImg2Imgで
イラストを頭の中のイメージに近付けていきます。
この辺りでLORAを使用して人物の方は変更してます。


追加したプロンプトは下記のような感じ。(LORA除く)


sharp focus, sharp, clear lines,
speed lines, blur, magic effect,

 

ちょっと画面エフェクト系を追加してかっこいい感じにしたかった。
ベースイラストの構図は大きく崩れないようStrengthは0.4~0.6で試しています。
幾多の犠牲の上に、選んだのが下のイラスト。


疾走感〇、人馬一体みたいでいいじゃん

ちょっと粗いけど、いい感じ。
でも、最終的にこの構図はあんまり受け継がれなかったんだよなあ。(よくある)
期せずして、馬の方にもドット欠け流星がでて、
あー、これいいかもなってことで、馬の方もグラスワンダーに寄せたく感じました。


このイラストを切り取って、GIMPで三次元変形とかさせて、
若干構図をいじった上で、さらにImg2Imgで変更していきます。

この辺りから、武器も持たせたくなって、Img2Imgをする際に
Sketch(加筆した画像に対してImg2Img)や
Inpaint(選択した範囲だけ再生成、余計なものを消したり)を使っていっています。


武器持ち(この時は左手)
馬の肌を栗毛に変更(これもsketch)
なんかアニメ塗りみたいになってる?

大体最終的なイメージに近くなりましたね。
Sketchでは武器やモノを持たせたり、色を変えたりする際に使うことが多いですね。
Inpaintも余計なものを消したり、握り手が変な時に再生成するときによく使います。
(最後にInpaintで馬の流星ガチャでめっちゃ使った)


Txt2Imgの段階で武器持ちの完成系を望むと、中々難しい…。
特に槍とか棒状の長物は途中で歪んで得体のしれないものになることが多いです。
ある程度構図が出来上がってから、
Sketchで手元から一直線に線を引いて、
プロンプト追加で作成する方が安定する感じがあります。
(個人的イメージ)


「holding xxx...」のプロンプトを追加して、
「xxxを持っている」イラストにしていきました。
今回の場合は「holding japanese halberd,」
なるたけナギナタにしたかったんですが、最終的に違う武器になってしまった模様。

この段階で、馬の方も肌の色が栗毛になるようにSketchで修正しました。
栗毛の馬もカッコイイよね(隙自語)


完成に向けて、解像度を上げてImg2Imgしていく。
この時にちょっとカッコよくしたかったせいで、武器の部分でだいぶ手間取る。

Img2ImgのStrength値を大きくしすぎたせいで
グラスちゃんが殺意高めの武器を右手に持ったり左手に持ったりし始める。
あと、馬くんの肌が黒くなったり流星が大きくなったり小さくなったりし始める。


あれは彗星かな…?いや…違うな。彗星はもっとこう、バァーって動くもんなぁ
(現実逃避)


img2imgのStrength値を大きくした影響で
武器を持ち替え始めたグラスちゃん
馬くんも流星がなんかデカくなってきてないか?


Img2Imgでのガチャはやろうと思えば延々と楽しめるガチャなので、
ある程度のところで良しとして、完成に持っていくことにします。

武器は最終的に右手に持つ形になりました。
あとこれは…ナギナタじゃないねえ…中世ヨーロッパのハルバードだねえ…。
いや、なんか男塾の伊達が持ってたのに似てる気がする。

馬くんの肌も流星もある程度できたし、
いつの間にか手綱や馬具が青系統でおしゃれしだした結果
統一感ができてきた気がする。

ヨシ!


最終イメージ
武器はハルバードになって右手に持つように
馬くんも手綱が青系統になっていいんじゃない?

あと、槍を確認してみましたが、
思ったより(男塾の伊達とは)似ていませんでした!
安心!


今回割とImg2Imgの試行錯誤を多く行ったので特別かもだけど、
大体いつもこんな感じでAI画像生成してますね。
手順としてはこんな感じ。


  1. 完成イメージを考えつつ粗い生成でトライ&エラー(STEP20くらい)
  2. 1の画像からよさそうなものを選ぶ
  3. プロンプト追加や強弱付けてImg2Img(Strengthは0.4~0.7くらい)
  4. 解像度をあげる(512x512→1024x1024)、STEP数を上げる(40~80くらい)
  5. プロンプトのみで完結が難しい部分をInpaintで生成
  6. ControlNetで構図を維持しつつImg2Imgで微調整


もうちょっとよくできるかも~など考え出すとガチャの無間地獄に落ちますが、
まあ、それも楽しみの一つとして画像生成できると面白いですね。
次は何を作ろうか?



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