2020年7月16日木曜日

【雑記】リモートワークをして思ったこと

4月に緊急事態宣言が発令されてから
自分のところではリモートワークになりました。
宣言自体は6月くらいに解除されていたかと思うのですが、
今のところ、引き続きリモートワークを行っています。

とはいえ、完全リモートワークではなく、
必要に応じて会社に出勤してます。
(機材の関係上、家に持って帰るのが物理的に困難なため
 会社で行わざるを得ない。)

まあ、そんなこんなで7月に突入し、
リモートワークが開始されてから3か月くらいが経ちます。

ここまでの自分の所感を一旦まとめておこうかと思った次第です。
すべて私見ですけどね。




・リモートワークになって良かった所

・通勤がない

何につけてもここが大きいかな、と。
日々の通勤がないという事は、通勤時間がゼロだということです。

毎日8時間労働とか言ってますが、
最低限の労働時間が8時間になっているですから、
日々会社に拘束される時間はそこからプラスで残業だの、通勤時間が入って
結局かなりの時間になってるんですよね。

自分の場合は片道30分くらいですが、これでも行きと帰りで1時間。
毎日1時間です。
リモートワークになってこれがなくなって、かなりデカいなあ、と感じました。

・集中できる(個人的に)

結構意見がわかれるところですが、
自分はこのリモートワークは作業に集中できます。

環境がなかったり、他に同居人がいたりすると違うんでしょうが、
幸いに自分はそのあたりの作業環境が家にあり、
家にいることが苦痛でない(陰キャ)ため適応しています。

というか、家のPCの方が性能がいいんじゃ。
結局、リモートデスクトップで会社のPC触ってるけどさ。

・生産性が特に落ちなかった

リモートワークしてて、割と休憩したりしているんですが、
思ったよりも生産性が下がっていないです。
むしろ、前よりも上がっているような…?

会社にいるときは、ず~っと集中するような形で仕事していたと思うのですが、
実は「そうしているように見せている」だけで、
実際にはあんまり集中していなかったんでしょうか?

リモートデスクトップで作業するようになって、
ネットワークを介しているせいか、操作に若干ラグがあって、
コーディングよりも設計を考えてやろうって方向にしているせいもあるかも。

・過ごし方に融通が利く

会社に行っているとどうしても、周りの人が居たり、
会社なのでできないことってあるんですよね。

在宅勤務だと基本的には自分だけなので、
気分転換に外に出たり、家の掃除をしたり、食器を洗ったりできます。

作業成果を出せば、まあ、途中で外出したり、
体調が悪いときはちょっと横になったって大丈夫だろ。
ちょっとモンハンしても大丈夫じゃろ…。

あと、宅配便をちゃんと受け取れるのも
宅配の人に申し訳なく思う必要がなくなってグッド。

一番大きいのは家事の面ですかね。
今までどうしても洗濯が週末までたまりっぱなしだったり、
食器を洗うのをさぼってしまったりしていました。

そういうものも気晴らしの一つとして行えるので、
結果として日々過ごしていくうえで、
ちょっと自分を肯定的に感じることができています。

今までは、「仕事に精一杯で家のことが何もできない自分」というのに
大分後ろめたい気持ちがありましたしね…。

自分の時間が増えた

通勤時間分が丸々自分の時間として増えた結果、
一日を少し余裕をもって過ごせるようになった。

本を読む時間に充てることもできるし、
ゲームをすることもできる。
疲れていれば睡眠時間を増やすこともできるし、
掃除もできるし、自分の勉強もできる。

仕事側に占めている時間が減ったことで、
自分側に占めている時間が増えたんですね。

平日でも、ある程度「自分の時間を過ごしたなあ」
って感じることが体感的に増えたと思います。
結果として、生活のクオリティが上がったな~と。

ちなみに、最近はUnityの勉強をしています。

・リモートワークになって悪くなった所

・情報や状況確認の共有の難しさ

これは会社でやってても同じなんですが、難易度が上がったという点。
基本的にビデオ会議やチャット、メールでのやり取りになるので、
認識が違っていたりしたときに、その確認が難しい。

双方に思い違いが出ていても、
その内容や原因がわからず、Slack上でレスバが開始されます。

スケジュールが実は遅れていても、遅れていることに気付きにくかったり、
対面でコミュニケーションを行っているのとは、
また違った難しさが生じるなあと思いました。

各自PCのみでだけ発生している問題とかも、理解の共有が難しいです。
今月など、自分のPCが吹っ飛んでしまったので、
環境構築など、「オレのところでは上手くいくけどな」みたいな状況があり、
問題解決にかなり時間がかかった印象はあります。

評価とかも大変そうです。
各自が頑張っている姿は基本見えないですからね。

こういった点ではマネージャクラスの人は大変でしょうね。
(自分はマネージャではないです)

・環境の違いなど

会社では、ある程度会社持ち出しのPCになるので
各自の環境はそこまで大きくないと思います。
ネットワークも同じ個所のものを使用するでしょうしね。

ただ、リモートワークになると、そこがすべて違ってくるので、
問題が出ていても、もしかすると環境の可能性もあるわけです。
リモートデスクトップで作業する場合は
ネットワークが細いと作業にならなかったりしますしね。

大きい会社だと、その辺各自の環境も整えてくれたりするんですかね?
少なくとも、自分とこでは環境は手弁当ですね。
(一概に悪いことではないと思いますけど)

・残業の扱いで喧々諤々?

リモートワーク開始時の初期の話ですが、
残業時間をどのように扱うかというのが話題になりました。
姿が基本見えないため、自己申告制が大丈夫かどうかということですね。

ぶっちゃけ、どうでもいいか…と思っていましたけど、
経理とかの面で行くと、適当な計算だと労基問題になったりするんで
やっぱり、どうでもよくはないですね。

これに関して、基本的には自己申告ですが、
月初等に残業時間も見積もりを出して、越えるような時間があれば、
その理由などは求めるような形で現状収まっています。

経理やマネージャにとっては、難しい問題なんだろうなあ。
これまでの制度を使っていくなら、だけど。

・今後の働き方?

・在宅勤務と出社を柔軟に切り替えられるとよい

現在、リモートワークを基本に、必要があれば出勤という形をとっています。
ソフトウェア開発はリモートワークのしやすい仕事かと思いますが、
やはり、完全リモートワークということはできず、
使用する環境や機材によっては、出社もやむなし、ということがあるからですね。

自分はリモートワークでも生産性の低下は特にみられない中で、
私的な生活の質が向上しているので、可能であれば続けたいです。
会社でもその方向で発言しています。
(ウザがられてそう。)

個人的にはリモートワークを辞める理由はないです。

ただ、定期的なコミュニケーションはあった方がいいとは思うので、
完全リモートよりは、たまに出社する形態にできるといいかなと。
必要に応じて切り替えられるといいですね。
通院とか、宅配待ちとか、用途に合わせて選択できるといいと思います。

上記のように、これまでの勤務形態と相反するところがあるので、
その辺はルールの改定が必要なのでしょうけどね。

・評価制度はどうなる?

残業の管理と合わせてになりますが、この辺りの制度がどうなるかということ。
どうしても、管理者的には在宅勤務が甘えだとか、怠けていると感じがちなようで、
リモートワークによってこのあたりの評価がどうなるかが気掛かりです。

実際、業務している姿が見えないので、このような印象になるのかな、と。

ソーシャルワーカーの方達は、この方式なわけですよね?
となると、残業などの働いた時間によって評価されるのではなく、
成果物によって評価される方向になるのかな、と思います。

ただ、それが正しい評価方式というわけではないと思います。
完全成果主義はある意味残酷な評価方法だと思うのです。
完全な競争、資本主義ですからね。
作業環境の違いなど、格差も生じてくるような気がします。
新入社員などの本当に1歩目の社会人が、こういった競争社会にぶち込まれ、
格ゲーの初心者並みに打ちのめされて、敗北者じゃけえ…する可能性もあります。

定量的な評価をどうするか、というのは難しいと思います。
もちろん、これまでの残業した人の方が
多くお金をもらえるのも正しいと思いませんしね。

まあ、これまでの評価方式ではリモートワークと合致しないでしょうし、
そういった、個々人を把握しきれないからこれまでの勤務に戻す、というのは
ありそうだなあ、などと感じます。

これまでとは、まったく新しい、勤務体制ですからね。
まったく新しいといえば、風雲拳ですね。
まったく関係ないですが。

・結局働くということは何なのか?(哲学)

ぶっちゃけ、「会社行かなくていいなら行かないよ」派なのですが、
それを言ってしまうと「来なくていいよ。じゃあな!」となってしまうので、
これは問題ですね。

ですが、これまで通りをまた続けるのかというと、
それもちょっと違うかなと思います。
改めて考えると、一日の大半を会社に使っているわけで、
もらっている給金だって、人生を時間割で売っているようなもんじゃないスか。

活動時間16時間そこそこのうち、
通勤含めて10時間以上はやっぱ多すぎるんだよなあ。
これまでそれで出来ただろ!じゃなくって、それじゃあ嫌なんだよ。

リモートワークになって、通勤がなくなって、自分の時間が増えて。
ある程度(個人的には)融通の利いた働き方をして、
これまでを見つめなおす、というのは非常に有意義だったのではと思います。

働き方は、変わってくれるといいかな~と思います。
コロナによって変わった、少ない良い点になるといいですね。

自分は今の働き方によって、
かつてないほどに今を生きやすいと感じるので、
この働き方を続けたいな~と考えています。

ま、個人的な意見です。

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