見落としがありました。
【VirtualBox】仮想LinuxのLocalhostにホストOSからアクセスする方法
それはGuestAdditionsのインストールです。
前回の内容だとこれはさも必要ないかのように書いていましたが、
GuestAdditionsをインストールしていないと、この機能は使えません!
…駄目じゃねえか!
とんだ不完全情報ですよ。
申し訳ない。
ということで、今回はGuestAdditionsのインストールに関して。
今回改めて調べて分かることもあったので書いておこうと思います。
1.GuestAdditions機能とは何なのだよ?
先ず、GuestAdditionsとは何の機能なのか?
ということですよね。
VitrualBoxは自分のPC上(ホストPC)に
別のPCを仮想的に作成することが出来る(ゲストPC)のですが、
この、ホストPCとゲストPCの相互間のやり取りをスムーズにするための機能が、
GuestAdditionsの機能らしいです。
下記のような機能があるみたいですね。
・シームレスなマウス操作
・共有フォルダ
・デスクトップ解像度の変更
・シームレスなウィンドウサイズの変更
・ホストとの時刻同期
・クリップボードの共有
・オートログイン
結構ありますね~。
パッと見書かれていなかったんですが、ポートフォワーディング機能も、
この中の一つと言っていいのでしょう。
上記のような、ホストPCとゲストPC間のやり取りをスムーズにし、
ゲストPCの仮想環境のインターフェースを向上させるためのもの、
それがGuestAdditions機能、ということですね。
「共有フォルダ」や「デスクトップ解像度」「クリップボード共有」辺りは、
使ったことがある人は多いんじゃないかと思います。
自分は最近までデスクトップ解像度を変更するための機能(だけ)だと思ってました…。
というか、大体必要な機能なんだから、
自動でインストールしてほしいと思った。
2.GuestAdditions機能インストール(1)(VirtualBoxの操作)
と、まあ、
そんなわけで入れ方やってきましょうか。
GUIのデスクトップ環境とCUIのコンソール環境で少し差がありますが、
基本的には下記のような感じで同じです。
1.VirtualBoxの設定から仮想Diskをマウントする
2.ゲストPC上から仮想Diskを使用してインストールする
先ずは仮想Diskのマウントの方。
「デバイス」から「GuestAdditionsCDイメージの挿入」を選択します。
これにより、仮想OSがデスクトップ環境だと分かりやすいですが、
CDが挿入された状態になります。
3.GuestAdditions機能インストール(2)(ゲストPCがデスクトップ環境)
ゲストPCがデスクトップ環境の場合は割合簡単にインストールできます。
先程のCDイメージがセットされていれば、
エクスプローラー等からディスク内容を表示し、
インストーラーを実行すればインストールを行うことが出来ます。
これを実行すればGuestAdditionsをインストールすることが出来ます。
Windowsの場合でも、対応した実行ファイルを叩けばOKです。
4.GuestAdditions機能インストール(2)(ゲストPCがコンソール環境)
UbuntuServerなどゲストPCがCUI環境の場合は、
インストールもコマンド実行で行うことになります。
ここで面倒なのがDVDドライブのマウント。
忘れがちで、詰まりどころです。
下記のコマンドでDVDをマウントします。
(環境によって「/dev/dvd」は違うところになるかも)
sudo mount /dev/dvd/ /mnt
GuestAdditionsのインストール前に必要なxserverをインストールします。
GUI環境だともう入っているっぽいんですが、
CUI環境だとこれを先に入れる必要があるみたいです。
sudo apt-get install xserver-xorg xserver-xorg-core
sudo apt-get install gcc make perl
sudo /mnt/VBoxLinuxAdditions.run
「ファイルがない!」みたいなエラーが出た場合は、
1番目のCDイメージの挿入が上手くいってない場合が多いです。
「設定」から「ストレージ」を確認すると、イメージが入っているか分かります。
下記の様になっていれば、イメージは入っています。
5.共有フォルダ時の権限
最後に、共有フォルダの権限設定をします。
これをしないと共有フォルダの設定をしても権限がなくて
cdで入れなかったり、編集できなかったりで不都合が出てしまいます。
sudo gpasswd -a (ユーザー名) vboxsf
vboxsfという権限に指定のユーザーを加える形ですね。
6.一度再起動しよう!
設定したら一旦(ゲストPCの)再起動しましょう。
な~んかたまに機能が上手く適用されない時があるので、
こういった時は一旦再起動しましょう。
再起動後にポートフォワーディングや共有フォルダの設定が動作すれば
GuestAdditionsのインストールは成功しています。
試すのに一番簡単なのはクリップボードの共有かもしれないですね。
ホストPCでなんか文字列をコピーして、ゲストPCの方でペーストできれば、
これでも確認が可能かと思います。
しっかし、思ったよりGuestAdditions機能の貢献は大きいですね。
今まで、GUI環境の解像度変更で必要だと思って、
大体始めにインストールしていたので、こんなに機能があるとは思わなかった。
今回も一つ勉強になったなあ。
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